薬剤師国家試験問題、6年制でどう変わるの?

薬剤師国家試験の受験資格が6年制移行したのに伴い、問題も大きく変更になることが分かっています。

実際には、2006年に6年制を志望した人が卒業を迎えてみないと、詳細は分からない部分もありますが、出題形式も問題内容、問題数といったものも、これまでとは大きく変更になります。

出題区分については、これまでの

  • 「基礎薬学」
  • 「医療薬学」
  • 「衛生薬学」
  • 「薬事関係法規及び薬事関係制度」

からなる科目別試験が変更になり、

  • 基礎知識を問う「必須問題」(90問)
  • 臨床に関する実践的な能力を問う「一般問題」

の2つの分野で構成されることになっています。

「一般問題」は、さらに2つに分かれ、

  • 薬剤師の必須知識を基にして薬学理論の習得を見る「薬学実践問題」(150問)
  • 医療現場の実務で直面する課題をどのように解釈し、それを解決して行く実践力があるかを確認する「薬学理論問題」(105問)

の2つに分かれて、合否を問われることになります。

現場などでの対応を問われる問題を加えることも、盛り込まれるようです。

具体的には、

  • 患者の既往歴などから、薬の副作用、服用する際の注意の問題
  • 状況判断能力を試し、重要度、優先度を確認する問題
  • 診断能力を確認する問題
  • 応答や態度の適切さを確認する問題 (例:自殺をほのめかす患者)
  • コミュニケーションをテーマにした問題

などが盛り込まれていくことが予想されています。

また、問題数も増えて、現行の240問から345問にと大幅に増えることになっています。

 
薬の画像

そもそも6年制への移行には、国家試験合格を目的に、知識だけ詰め込んだ人材しか育っていない、という指摘も、理由の1つになっています。

薬剤師を目指す人にとっては、な~んか大変になったな~という感は免れないかもしれませんが、薬剤師がより実践的な方向へ向かって歩き出したことは事実だと言えます。

日本に薬剤師が誕生して100年余り。

ここに至り、薬剤師が「医療の担い手」の一員としての明確な地位が、与えられたことに喜びを感じて、勉学に向かう必要があるのかもしれません。

前のページ 次のページ
臨床工学技士の求人・転職ならジョブスルー  放射線技師の求人・転職ならジョブスルー  臨床検査技師の求人・転職ならジョブスルー